コンサルタントのプロフィル
氏名：増沢隆久
概要：
精密加工技術の分野で国際的に知られた研究者である。
特に当人の発明になる「ワイヤ放電研削法」（WEDG, wire electrodischarge grinding）は
微細且つ高精度なピンの作成法として有用性が高く，世界中の主要な微細加工用放電
加工機には工具電極を生成するためにこの機能が搭載されている。
また，アマチュア無線家（コールサイン JH1HTK）でもあり，当人が発明した「HTK式Ｃメータ」もユニークな静電容量の測定器として自作派の人々に愛好されている。
略歴：
1943年 長野県諏訪市生まれ
1966年 東京大学工学部精密機械工学科卒業
1971年 同 大学院修了 工学博士
1971年 東京大学生産技術研究所 助教授
1985年 同 教授
2000年 同 マイクロメカトロニクス国際研究センター 教授
2006年 定年により東京大学を退職
2006年 東京大学名誉教授
2006年 増沢マイクロ加工技術コンサルティング（MMTC）設立
1981年9月-1982年8月 （蘭）アイントホーヘン工科大学客員研究員
2009年2月-2009年3月 （英）リバプール大学栄誉研究員
研究開発歴：
マイクロ放電加工，マイクロ切削，マイクロ超音波加工，マイクロ電解加工，マイクロ打ち抜き，マイクロ電鋳，マイクロレーザ加工，イオンビーム加工，マイクロラッピング，マイクロ組み立て，マイクロ穴内部形状測定等
特許：
WEDG（ワイヤ放電研削法），対電極法（金型の電解仕上げ），イオンビーム用絶縁体基板型グリッド，VS法（細穴内面形状測定法），マイクロ加工用放電加工機 など
公表文献：
授賞，学会等：
- 平成15年度科学技術功労者（文部科学大臣賞受賞）
- 精密工学会賞受賞（2009年9月）
- 国際生産工学アカデミー(CIRP)名誉会員，（社）精密工学会名誉会員，（社）電気加工学会名誉会員，型技術協会名誉会員
- CIRP特殊加工部会長，電気加工学会会長，精密工学会理事、型技術協会理事，表面技術協会理事 等を歴任
リンク：文部科学省, CIRP, 電気加工学会, 型技術協会, 精密工学会, 表面技術協会
